2011年8月15日月曜日

野田氏の大連立構想は民主党の終焉なのでは?

いよいよ菅首相の退陣をうけて代表戦を狙っている立候補予定議員がしかけてきているようですがその一人の野田佳彦氏の口からオールジャパン、すなわち大連立構想が話されたのは意外でした。
菅首相も大連立に前向きでしたが次の代表立候補予定者までこんなことをいうとはここまで民主党が駄目政党だったのかとがっくりです。
本来はどんなに苦労しても自分の政党が主張するところは主張しねじれ国会で達成できないところがあったとしても最善をつくして民主党らしさをだすのが民主主義だと思うのですがこれでは一党独裁志向だと思われても仕方がない。
大連立になれば表立った論議はあまり必要ないし内々のボスの間の駆け引きで最終的に決まる感じです。古来の利益誘導型が復活するのではという気もします。
民主党が選挙に勝ったときのマニフェストが口ばかりで実現できなかったとしても初の政権担当だということで心のそこでは仕方がないかなと思うところもあります。しかしここにいたって大連立をのたまうのは政治能力が足りないのかもしくはあまりに人材が不足しているのかと思わざるを得ない。なにゆえ大連立をしたいのかその本心がわかりませんが大連立をすれば民主党が崩壊するのは目に見えているように思えます。
まぁ確かに自民党の長期政権で優秀な人材が与党よりになったのは仕方がないとしても政治は官僚やエリートがしてよくなるものでもない。国民に近い感覚をもって国民よりの政治をしてくれればそれでいいわけで優秀でなくてもいい。誠意をもって国民の声をききながら政治をしてくれればいいと思うのです。政治がやりやすくなるからといって大連立に走られてはたまりません。
これで大連立をのたまう候補が代表になれば日本には意見を競うという民主主義は存在しえないということになるんでしょうかね。かなり失望するかと思います。

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