2011年6月21日火曜日

福島原発事故はメルトダウン→メルトスルー→底抜け?

もう。最悪のメルトダウンじゃないですかと東電にあきれたのもつかのま今度はメルトスルー。東電の隠蔽体質に怒った学者が事態はもっと悪いのではと言い始めた。
そのシナリオは最後の砦格納容器の底もつき抜けいまやコンクリートを溶かしている段階ではないかとのこと。コンクリートをつき抜ければ天然の地面。それをもっと下にいけば地下水が堅い岩盤の上を流れているらしい。これと核燃料が接触すればもう高濃度汚染。簡単に言えば燃えている核燃料の冷却水を海にそのまま垂れ流すようなものみたいな感じですか。
しかも問題なのは東電の姿勢。いままでのシナリオがことごとく悪いほうへいっているのにもかかわらず相変わらず最良のシナリオで動いているようです。東電のいいぶんは今の所格納容器の底は抜けていないということ。だから容器の冷却をしていけば十分対処できるということ。
それに対して最悪のシナリオが底抜け。これを報道では確かめるすべがないといっているのですがちょっと唖然とします。
赤外線の専門家でないのでわかりませんがコンクリートを溶かすんですから2000度ぐらいはあると思われます。そんな高温なら赤外線を検査すればある程度わかりそうなものだと思いますがひょっとしたら原発の建物が赤外線を通さないものなのかもしれません。
もし東電の見方であっていればそれでいいのですがそうでないときは海が高濃度汚染されて初めて気付くわけですから困ったもんです。そのときから処置を初めてももはや手遅れとおもうんですがねぇ。東北の漁業は壊滅するんじゃないかという気がするんですがどうでしょうか。
それにしてもコンクリートに穴が開き始めているのかそうでないのかまったくわからないのは困ったもんです。事故が起こることを想定していなかったとはいえ無策という感はぬぐえません。

2011年6月14日火曜日

原発反対の意味は・・・

イタリアの国民投票で原発再開反対派が圧勝したらしい。まぁイタリアは日本と同じように地震が多いらしいので日本の福島原発の事故はイタリアの国民感情にまともに影響したのかもしれません。
ただ思うに被爆国日本が原爆を体験したにもかかわらず原子力国家を目指した意味は原発が生産する安定的な電力で経済発展を支えることだったと思います。
それがどういうことかというと原発は人口を支えときには人口増加にも耐えうるエネルギー源だったと思うのです。もちろん人口増加は電気の生産増加だけでおきるのではなく他の要因が複雑にからみあっています。ただ電気が安定的に供給されるという保証があれば産業の発展に支障がなく労働力もより容易に得られ人口の増加に寄与するということは容易にわかるかと思います。
つまり原発がこれから経済発展をしようという発展途上国に導入されようものなら人口増加の一つの起爆剤になる可能性がおおいにあるのではと思うのです。もちろん今までの石化燃料による発展はみての通りです。
日本も今でこそ戦争後の影響で老齢人口が多すぎて出生率が思うように増えていませんが高齢者にたいする負担が減少し正常に戻ってくれば当然安定した電源のおかげでなんの不便もなく人口が増加してくることは予想されます。
ようするに原発は安定した電源を保証しさらなる人口増加も保証するものだったのではという気がします。ここで原発をあきらめ自然エネルギーに活路を見出すということは自然がもたらすエネルギー以上の経済発展が抑制され結果的に人口増加が抑えられるのではという気がしないでもない。
なんというか電源において中世の暗黒時代が始まったかというような感じなのですね。過剰な電気があってこそ宇宙にも飛び出そうという気もでるのかと思うのですが無駄なエネルギー、危険なエネルギーを排除してしまうと人類が現状維持のムードになってしまうのではという気もします。
無論現状の原発より危険でなく安定した電源が開発される可能性もありますので一概に電気の暗黒時代がきたなどというわけではありませんがイタリアの国民投票の結果をみでふと電気の暗黒時代が到来したかという印象をもちました(笑)。

2011年6月13日月曜日

パキスタンの治安部隊が丸腰のパキスタンの青年を射殺したことで思い出すこと

一体だれがこのシーンをなんのために撮ったかわかりません。青年がなにか棒なのか銃なのかわかりませんがなにかを取り上げられポンと治安部隊のほうへ背中をたたかれ歩いてゆく。
最初は部隊の車かわかりませんがそちらに顔を向けていたのですが首筋に銃を突きつけられると銃をはらってなにかいいながら銃を突きつけた兵士にむかって進んでいきました。兵士があとずさりしていくとまわりにいた兵士の一人が青年を引きずり戻しました。青年は前かがみになってなにか叫んでいましたがそこへさっきの兵士が銃を再び持ち上げ青年の手と足を撃ち抜きました。青年はなにか叫び声を上げながら倒れ何回か上体を起こしましたが出血がひどくやがて意識をなくして動かなくなります。
これがアメリカのポリスなら映画でみるように車の壁に手をつかせ身体検査をしたあとで話をしながら警察に連行となるわけですがこの動画では兵士が銃を首につきつけたのにもかかわらずその銃をはらいのけてその兵士になにかいいながら突き進んでいったのはまずい。まず被害者側は動かないほうが相手を刺激しなかったかなという可能性はあると思います。
また兵士側も銃をはらわれたというのはまずい。銃をつきつけているわけですから相手をかなしばりに合わせるような態度でないとかえって危険な状態を招くおそればあるように思います。
つまり被害者側も加害者側もどうすべきか手探りで模索しているうちに発砲し発砲されたような感じです。
まぁもっとも治安部隊の兵士が結局発砲したということは相手が強盗犯罪者だという思い込みがあるのかもしれません。また被害者が前かがみになってしゃべっているのも気になりました。
そしてこれで思い出したのがあのハロウィンで間違った家を訪れて射殺された日本人留学生射殺事件。Freeze(動くな)という言葉がわからなくて動いたため射殺されたという有名な事件。刑事事件としては加害者は無罪。民事では加害者側が銃マニアで動物を射殺したりしておこないがよくなくまた当時酔っていたこともあり正当防衛が認められず多額の損害賠償金を請求されたとのこと。
銃マニアの過剰防衛と訓練を受けているはずの兵士とでは比べものにはなりませんがいったん銃を人につきつければ自分も撃たれるおそれもあるし発砲する可能性は飛躍的にたかまります。
ただ治安部隊がどの程度まで発砲の権限を持っていたのかそこがよくわからないのでいちがいにいえませんが危険人物には発砲してよいという状態にはあったのかもしれません。治安が悪化していて警官だけではおさまらないので治安部隊が見回っていたという不安定な状況でおこったという可能性もあります。撃っておいて放置したというのはある程度見せしめ的な要素もあったのかなという感じもします。
そういう場合は手を上げて動かなくても撃たれるおそれがありますがそういう状況だったら被害者はどうしもうもないでしょうね。
ただ客観的には丸腰の青年を何人もの兵士で囲んでいるわけですから発砲せずに制圧することは十分可能なわけで国際的に非難されてもしょうがないでしょうね。

2011年6月8日水曜日

民主党が大連立すると崩壊するだろうなぁ・・・

なにゆえそんなに自民党にすりよりたいのかわかりませんがおそらく大連立解消時には民主党は人数を減らす上に選挙にも惨敗する気がしますのですくいようがないような気がします。
かつての自民党のように社会党に首相の座を与えても政権を維持した狡猾さはみられません。自らの党から首相をだし大臣のポストを自公に与えいい思いをしようという魂胆が丸見え。
しかしですねぇ。長く政権にいた自民党が政権の椅子を半分以下とはいえ手中に収めればどうなるか。民主党の中でさえまとまっていないのにさらに異分子を政権に引き込んで無事に済むはずがないと思うんですがね。
うーん。よい面を考えれば大連立の中で下克上がおこり政策的に再編成がおこなわれればまだ救いがあるのですがどうも日本の政党がイギリスのように明確に政策的な対立ビジョンを示すことができるとはあまり思えない(笑)。結局派閥の再構成になり民主党から自民党に寝返る連中が続出するという感じですか。
だいたいにおいて首相を批判するのはいいんですが批判ばっかりではねぇ。まぁ菅首相に批判に耐えうるような強力なリーダーシップがあればいいんですがたしかにちょっとぶれすぎかもしれません。他の民主党員と同じく批判は得意だが政治にはうといというのは多少困る。
もうちょい政治がわかる人がいいんですが大連立すれば民主党は終わりな気がしますので無理かな。
民主党が勝利したときの国民の希望は自民党に対立しえる2大政党の一翼を担う政党の出現だったと思います。これにこたえられず自民との大連立で民主党のイメージをこわしてしまってはなにをかいわんやです。初心を忘れてしまっては迷路に入るばかりかと思います。