2011年9月11日日曜日

鉢呂経済産業大臣の辞任は軽すぎるという印象。

第一に「市街地は人っ子一人いない、まさに死の街という形だった」(wiki) と発言しこれを陳謝撤回。第二に[非公式の取材の場で着ていた防災服の袖を毎日新聞社の記者に擦りつけ「放射能をつけたぞ」という趣旨の発言をした]( wiki)とこの二つの発言で大臣を辞任したわけですがどうですかね。
野次馬としては第二の悪ふざけは「ガキだな」と眉をひそめますが第一の発言は事実のこと。この発言に怒っているのがどうも原発推進派の人たちのような気がします。報道も野党が追求必死だとか煽っています。
個人的にはこういう発言はどうでもいいことでこういった事実認識のもとでどんな処置が望ましいかというこれからの対処の方向などをききたいわけで大臣が辞任してもなんら状況がかわるわけではない。大臣が辞任して荷が軽くなるのは野党の批判の勢いをそぎたい野田首相ぐらいか。
だが少しも粘れない鉢呂氏もだらしがない。「原子力発電の危険を実感しました。この不幸な事故を踏まえて脱原発の方向に向かっていきたいと思います。」とかいえば拍手する人のほうが多いのにおびえきってつまらない言い訳をするばかり。第二の件はあまりにも悪ふざけですが「放射能をあびる危険のある場所を視察した緊張感がどれほどのものか理解してもらいたい」とかいえばなんとか申し訳がたつとおもうんですがここで辞任。おそらく口が重いのが取り柄の野田首相に嫌われたのかもしれませんね。まさに口は災いのもとですがこれぐらいの不始末も乗り切れないとは情けない。
野田首相がどれぐらい野党の追及に耐えられそうかうかがえるような気がします。

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