2011年7月25日月曜日

水戸黄門が今年で打ち切りになるらしい

水戸黄門もさすがに世の変わり様に勝てず終了となるんですかね。
一説には由美かおるの入浴シーンがなくなったからというのもありますがだったら入浴美女を探せばいいという話にもなる。でもはまり役というのはなかなか個性が必要なのでおいそれと簡単にみつかるものでもないのでしょうね。
実をいうと里見黄門になってからはあまりみたことがない。というかもっと前の石坂黄門になってからあまり記憶にない。大正生まれの父はなくなるまでずっと見ていたようですが私的には初期のころの作品は日本人の心の奥底というか琴線にふれるようなものがあったように感じたのですが大人になってくると同じような展開で人や身分などをかえただけかなというシナリオの限界がどうしても感じられてあまりみなくなったようです。
あの水戸黄門が始まった戦後の昭和の時代だからこそぴったりだったのかと思います。あのころの田舎は道路事情も悪く田舎の風景も昔の面影があったものです。いまのように道路が整備され田舎というものがそこらの郊外とかわらなくなると水戸黄門の旅もそれほど地方色がなくなってしまったかと思います。
社会的な面からいうと年功序列ですね。年功序列型の時代だったからこそ水戸黄門のようなお上からの不正の暴露は意味があったわけですが今のような成果主義の時代にはお上もなにもあったもんじゃありません。お上自体が批判の対象になる時代ですから悪代官や城主の不正だけを正すだけではもはや陳腐感があるのでしょう。
確かにいまでも官僚の腐敗とかマンネリ化かとりざたされていますが官僚の問題は複雑で一刀両断にはいきません。ギリシャにみるごとく公務員の特権はなくせばいいという簡単なものでもない。単なる勧善懲悪で済む世の中ではなくなってしまったかと思います。
とえらそうにいってますがついこの間までは松平健の暴れん坊将軍の再放送は時間つぶしによくみていました。こちらは将軍が若いのではつらつとしているのがいい。剣舞も上手なのでみごたえがある。シナリオはまぁ似たり寄ったりですがアクション的に動きがいいのであきませんでした。
いきのいい俳優や役者を上手に動かすことができる作家や監督がでればまた新たな時代劇ができるかと思いますが前作の踏襲だけでは視聴率はあがらないでしょうね。社会の変化にもついていかないといけないんでしょうね。

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