2011年6月14日火曜日

原発反対の意味は・・・

イタリアの国民投票で原発再開反対派が圧勝したらしい。まぁイタリアは日本と同じように地震が多いらしいので日本の福島原発の事故はイタリアの国民感情にまともに影響したのかもしれません。
ただ思うに被爆国日本が原爆を体験したにもかかわらず原子力国家を目指した意味は原発が生産する安定的な電力で経済発展を支えることだったと思います。
それがどういうことかというと原発は人口を支えときには人口増加にも耐えうるエネルギー源だったと思うのです。もちろん人口増加は電気の生産増加だけでおきるのではなく他の要因が複雑にからみあっています。ただ電気が安定的に供給されるという保証があれば産業の発展に支障がなく労働力もより容易に得られ人口の増加に寄与するということは容易にわかるかと思います。
つまり原発がこれから経済発展をしようという発展途上国に導入されようものなら人口増加の一つの起爆剤になる可能性がおおいにあるのではと思うのです。もちろん今までの石化燃料による発展はみての通りです。
日本も今でこそ戦争後の影響で老齢人口が多すぎて出生率が思うように増えていませんが高齢者にたいする負担が減少し正常に戻ってくれば当然安定した電源のおかげでなんの不便もなく人口が増加してくることは予想されます。
ようするに原発は安定した電源を保証しさらなる人口増加も保証するものだったのではという気がします。ここで原発をあきらめ自然エネルギーに活路を見出すということは自然がもたらすエネルギー以上の経済発展が抑制され結果的に人口増加が抑えられるのではという気がしないでもない。
なんというか電源において中世の暗黒時代が始まったかというような感じなのですね。過剰な電気があってこそ宇宙にも飛び出そうという気もでるのかと思うのですが無駄なエネルギー、危険なエネルギーを排除してしまうと人類が現状維持のムードになってしまうのではという気もします。
無論現状の原発より危険でなく安定した電源が開発される可能性もありますので一概に電気の暗黒時代がきたなどというわけではありませんがイタリアの国民投票の結果をみでふと電気の暗黒時代が到来したかという印象をもちました(笑)。

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