2011年5月20日金曜日

石油とウランの日常的消費はいずれ人類滅亡へと導くか?

第二次世界大戦前は人類が地球上でどんなに戦争しようと地球自体にはほとんど負担にはなりませんでした。しかし第二次大戦後は石油の大量消費が始まりその石油資源の枯渇をみこして今度はウランを燃料とした原子力発電所が次世代のエネルギー源として発展してきました。
しかし石油の大量消費の経常化が引き起こす影響は大きく、二酸化炭素による地球の温暖化。オゾンホールの拡大が心配されています。そしてそれにとってかわるエネルギー源としてウラン燃料が脚光を浴びました。これこそが次世代のエネルギー源の主役だと日本などは確信したのでしょう。次々原子力発電所をつくり原子力主体のエネルギー確保をめざしたのです。
しかしウラン燃料の原子力発電所はなんらかの故障をすると放射能が漏れる危険性がありました。それを絶対安全だからという技術力の前提で建設をおしすすめたのですが東北大震災で安全神話が崩壊しました。これをおそらくカトリックの影響がある与謝野馨氏が「神のなせる業」とかいって東電をかばっていますがあたまのいい与謝野氏にしては拙劣なかばいかた。福島原発を火力発電所におきかえればいくら神の業でも放射能汚染はおきないのです。人間が原発をあそこに建設したから最悪の原発事故が起こったわけでまるで人間の交通事故を神の業といってにげるようなもの。かばいようにもほどがあるという感じがします。ウラン型の原発ではどんなに安全につくっても地殻変動で地面が割れたりすれば元からこわされる可能性はいつだってあるわけです。たしかに確率は低いですが確率が低いからといって麻雀の役満を神の業がなせる業といって言いぬけるのは愚かとしかいいようがない。良家のお坊ちゃんの自己満足的な発言にしかきこえない。
それはともかく石油といいウランといいあまり地球や人間にいいものではない。石油の大量消費については前述の通り。そしてウラン燃料は事故れば世界中に放射能を撒き散らし人類滅亡へと導きかねない影響がある。
人口が急激に増えているのが中国とインド。かつては産業革命などの経済の変革がおこると戦争によって押しくらまんじゅうをしてきたのですがこれからの時代は戦争をするとあっというまに全世界をまきこんでしまいますから中国インドでさえ大規模な征服戦争という手段はあまりとれないようです。
重要なのはエネルギー政策。いままでのように石油とウランにたよっていると地球や人類によくないことがおこるのは実証されてきていると思います。へたをするとオゾン層崩壊や放射能の蔓延で人類が滅ぶ可能性だってあるわけです。今はまだ日常的には平気でも神の業的な天変地異は必ず起こります。おきてからではもう遅い。ノアの箱舟に乗れる少数の人しか残らない可能性があるわけです。
ただ技術革新が飛躍的にすすめば人工光合成、藻による人工石油生産、ウラン型よりははるかに安全なトリウム型原発など地球や人間に悪影響をあまりあたえないエネルギー源が確保される可能性もあるようです。神の業で人類が滅びるような技術ではなく神の業でも人類が滅びないようなエネルギー源の開発が期待されます。

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