2011年3月22日火曜日

原子力施策の転換

最近の日本の電力政策はチェルノブイリやスリーマイルの原発事故を忘れたかのように原子力一辺倒になっていました。なっているどころかもう世の中は原子力時代以外ないとてもいうようにCMをたれながし自信満々を通り越して傲慢ともいうべき態度だったと思います。世界が原子力依存から脱却しようと努力しているのに一人日本だけが原子力発電に自信満々邁進していました。まさに自分たちの技術力におごり世界の原子力アレルギーを睥睨していました。
しかしここに自然からの天罰ともいうべき裁きがくだりました。「想定外の地震と津波」により技術神話がもろくも崩壊しまさにその傲慢さの代償を払うことになったのです。
とかっこよく書いたものの問題は現実にどうするかです。
例の東西の50/60ヘルツの変換がどうも面倒です。この東西を分断する周波数の違いにより全国的な電力の平準化を妨げているのです。素人なのでわかりませんが春夏秋冬で電力の使用量に偏りがあるかとおもいます。周波数による分断がなければ自然エネルギーを利用した発電機がより設置しやすくなるかと思います。
電器製品などはほとんど50/60兼用になっているかと思いますので大元の電源をどちらかに統一してほしいですね。発電機自体を交換しなければいけないんですかねぇ。いわゆる周波数変換所は平時にはあまり必要ないんで無駄な設備といえば無駄なわけで非常時用に数千億円の大金を投じるなんてことはあまりしたくないでしょうしねぇ。とはいえ最悪の事態が発生すれば今回のように東西で電力を融通できないわけで問題ですね。やはり統一すべきでしょうね。どちらかに。そうすれば自然エネルギーの利用も東西に関係なくできるわけでやりやすくなります。
50/60ヘルツの問題は日本に技術力があるためにかえっておざなりになった感があります。しかしず~っと将来を考えれば地殻変動は確実にあるわけで想定外の変動も日本には潜在的にあることが実証されたわけですから原子力発電所依存から自然代替エネルギーへとかわっていくのが自然な流れかと思います。

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